2026年6月の新設住宅着工は18.6%増|持家・貸家・分譲住宅がそろって増加
2026年7月31日公表|国土交通省 建築着工統計調査報告
2026年6月の新設住宅着工戸数は6万6,344戸となり、前年同月比18.6%増加しました。持家、貸家、分譲住宅がいずれも前年同月を上回り、新設住宅着工戸数全体では3か月連続の増加となっています。
ニュースのポイント
TOTAL
66,344戸
2026年6月の新設住宅着工戸数
YEAR ON YEAR
18.6%増
前年同月比で3か月連続の増加
ANNUAL RATE
78.6万戸
季節調整済み年率換算値
DETACHED HOUSE
21.7%増
分譲一戸建ての前年同月比
新設住宅着工戸数は6万6,344戸
2026年6月の新設住宅着工戸数は6万6,344戸で、前年同月比18.6%増となりました。
新設住宅の着工床面積は505万2,000平方メートルで、前年同月比17.0%増。着工戸数、床面積ともに3か月連続で前年同月を上回っています。
月ごとの季節変動を調整して年率に換算した「季節調整済み年率換算値」は78万6,000戸となり、前月比3.9%増加しました。こちらも2か月連続の増加です。
JUNE 2026
総戸数・床面積・年率換算値
- 着工戸数:66,344戸
- 前年同月比:18.6%増
- 着工床面積:5,052千㎡
- 床面積の前年同月比:17.0%増
- 年率換算値:786千戸
- 年率換算値の前月比:3.9%増
利用関係別の着工状況
利用関係別では、持家、貸家、分譲住宅がそろって前年同月を上回りました。最も高い伸び率となったのは貸家で、前年同月比24.6%増でした。
| 区分 | 2026年6月 | 前年同月比 |
|---|---|---|
| 新設住宅総数 | 66,344戸 | 18.6%増 |
| 持家 | 18,553戸 | 15.7%増 |
| 貸家 | 30,253戸 | 24.6%増 |
| 給与住宅 | 327戸 | 41.8%減 |
| 分譲住宅 | 17,211戸 | 14.2%増 |
| うちマンション | 6,048戸 | 1.7%増 |
| うち一戸建て | 10,861戸 | 21.7%増 |
フロアコーティングとの関係が比較的深い持家は15.7%増、分譲一戸建ては21.7%増となっています。
一方、分譲マンションは1.7%増にとどまり、2026年6月の分譲住宅の増加は一戸建てが中心となりました。
地域別でもすべてのエリアが増加
地域別の新設住宅着工戸数も、首都圏、中部圏、近畿圏、その他地域のすべてで前年同月を上回りました。
TOKYO METROPOLITAN AREA
首都圏
19.9%増
貸家は30.6%増、分譲一戸建ては21.6%増。マンションは14.5%減でした。
CHUBU AREA
中部圏
9.9%増
持家は18.0%増、分譲一戸建ては22.7%増となりました。
KINKI AREA
近畿圏
12.5%増
分譲住宅は16.9%増。マンション、一戸建てともに増加しました。
OTHER AREAS
その他の地域
23.1%増
貸家は31.8%増、分譲住宅は26.5%増と高い伸びを示しました。
1~6月累計ではほぼ横ばい
6月単月では18.6%という大幅な増加となりましたが、2026年1~6月の累計着工戸数は36万3,813戸で、前年同期比0.5%増にとどまっています。
また、比較対象となる2025年6月は前年同月比15.6%減でした。このため、今回の高い伸び率には、前年の着工水準が低かったことも影響している可能性があります。
単月の数値だけで住宅市場が本格的な回復局面に入ったと判断せず、今後の推移を継続して確認する必要があります。
JANUARY–JUNE 2026
363,813戸
前年同期比0.5%増
6月単月の大幅増に対し、上半期累計はほぼ横ばいです。今後も月次推移を確認する必要があります。
フロアコーティング業界への影響
住宅着工統計は、フロアコーティングの受注件数を直接示すものではありません。しかし、着工された住宅が一定の期間を経て完成・引き渡しを迎えることから、新築住宅向け需要の先行環境を把握する参考指標になります。
OWNER-OCCUPIED
持家の増加
持家が前年同月比15.7%増となったことは、今後の新築注文住宅における入居前施工需要を考えるうえで注目されます。
DETACHED HOUSE
分譲一戸建ての増加
分譲一戸建てが21.7%増となったことは、建売住宅の引き渡し前後におけるフロアコーティング需要の先行環境としてプラス材料です。
RENTAL HOUSING
貸家の増加
賃貸オーナーや管理会社向けの法人需要につながる余地がありますが、持家とは予算や床仕様が異なる点に注意が必要です。
住宅着工戸数の増加が、そのままフロアコーティング需要の増加に結びつくわけではありません。今後は住宅の完成戸数や引き渡し時期、地域別の住宅供給、新築分譲住宅の販売動向などもあわせて確認することが重要です。
まとめ
2026年6月の新設住宅着工戸数は6万6,344戸となり、前年同月比18.6%増加しました。持家、貸家、分譲住宅がそろって増加し、特に貸家と分譲一戸建ての伸びが目立っています。
フロアコーティング業界にとって、持家と分譲一戸建ての増加は、今後の入居前施工需要を考えるうえで注目したい動きです。
ただし、2026年1~6月累計では前年同期比0.5%増とほぼ横ばいであり、7月以降も増加傾向が続くかが焦点となります。
出典・関連資料
本記事は、国土交通省が2026年7月31日に公表した「建築着工統計調査報告(令和8年6月分)」をもとに作成しています。
新築入居前のフロアコーティングを比較
フロアコーティングは、施工会社や商品によって価格、保証、仕上がり、対応できる床材が異なります。新築住宅の引き渡し前に、複数の施工会社を比較しておくことが重要です。




