FLOOR COATING NEWS

物件の日当たりを地図上で確認できる「ShadeMap」 購入・賃貸前に時間帯別の日影をシミュレーション

周辺建物による影の動きを、朝・昼・夕方まで地図上で可視化。物件選びの日当たり確認を補助するオンラインツール

住宅を購入するときや賃貸物件を選ぶとき、「日当たり」は重要な確認項目のひとつです。しかし、一度の内見だけでは、朝・昼・夕方、さらに季節によって周辺建物の影がどのように動くのかまで把握することは難しい場合があります。オンラインサービス「ShadeMap」では、建物や地形などによって生じる影を、指定した日時に合わせて地図上でシミュレーションできます。

中目黒アトラスタワー周辺の日当たりを確認する動画

ニュースのポイント

01

日時を変えて影を確認

地図上で日時を変更し、太陽の位置に応じて建物や地形から生じる影の変化を確認できます。

02

物件周辺の日当たりを可視化

マンションや戸建ての周辺にある建物が、どの方向へ影を落とすのかを視覚的に確認できます。

03

季節を変えて比較できる

日付を変更することで、夏と冬など季節による太陽高度や影の違いを確認することもできます。

04

購入・賃貸前の補助資料に

現地内見や方角確認と組み合わせることで、日当たりを重視した物件選びの参考情報として利用できます。

「ShadeMap」とは

ShadeMapは、世界各地の建物、地形、樹木などによって生じる影を、オンライン地図上でシミュレーションするサービスです。

場所と日時から太陽の位置を計算し、太陽方向への経路上に建物や地形などがある場合、その場所を影として表示する仕組みが採用されています。

PCやスマートフォンのブラウザから利用でき、地図を移動して確認したい物件周辺を表示し、画面下部の時間を動かすことで日影の変化を確認できます。

SHADEMAP

確認できる主な情報

  • 指定日時の日影
  • 太陽の方向
  • 日の出・日の入り方向
  • 建物による影
  • 地形による影
  • 樹木データによる影
  • 指定日の直射日光時間
  • 年間の日照状況

動画で確認|中目黒アトラスタワー周辺の日影はどう動く?

今回、フロアコーティングNEWSでは、東京・中目黒にある「中目黒アトラスタワー」を中心にShadeMapを操作し、時間帯によって周辺の日影がどのように変化するのかを確認しました。

中目黒アトラスタワーは、東京都目黒区上目黒1丁目26番1号にある地上45階の高層建物です。動画では時間スライダーを朝から夕方へ動かしていくことで、タワー本体や周辺の建物から伸びる影の方向と長さが大きく変化していく様子を確認できます。

動画を見ると分かりやすいポイント

  • 朝と午後では影が伸びる方向が大きく変わる
  • 高層建物の影が周辺街区まで伸びる時間帯がある
  • 同じ場所でも時間帯によって日向と日陰が入れ替わる
  • 隣接建物だけではなく少し離れた高層建物の影も確認できる

物件選びで日当たりを確認するときに役立つ理由

MORNING

朝の日当たり

朝日が入りやすい場所なのか、東側に高い建物があることで早朝から影になるのかを確認する参考になります。

DAYTIME

昼間の日当たり

日中に周辺建物の影へ入る時間帯があるかを、地図上で事前に確認できます。

AFTERNOON

午後・夕方の日当たり

西側の建物による影や、西日の入り方を考えるための参考情報になります。

SEASON

季節による違い

太陽高度が異なる夏と冬で日影を比較し、季節による日当たりの変化を確認できます。

ShadeMapの基本的な使い方

STEP 01

場所を表示

地図を移動するか検索して、購入・賃貸を検討している物件周辺を表示します。

STEP 02

日付を設定

確認したい季節や日付を設定します。夏だけでなく冬の日影も比較すると参考になります。

STEP 03

時間を動かす

画面下部の時間を動かし、朝・昼・夕方の影の変化を確認します。

STEP 04

現地でも確認

シミュレーションだけで決定せず、可能であれば実際の物件や周辺環境も確認します。

「Hours in the sun」で日照時間も確認

ShadeMap公式ヘルプでは、Layersメニューの「Hours in the sun」を使用すると、指定した日に各地点が受ける直射日光の累積時間を確認できると案内されています。

さらに「Annual sunlight」では、年間を通じた直射日光の状況を確認できる機能も用意されています。

単純に「南向きだから日当たりが良い」と判断するのではなく、周辺建物まで含めた日照環境を考えるための参考になります。

SUN EXPOSURE

方角だけでは分からない要素

  • 隣接するマンションの高さ
  • 少し離れた高層建物
  • 地形の高低差
  • 季節ごとの太陽高度
  • 時間帯による影の移動

利用するときに注意したい「データの精度」

ShadeMapは物件選びの日当たり確認に便利なツールですが、シミュレーション結果を実際の日照条件そのものとして扱うべきではありません。

ShadeMap公式ヘルプによると、標準表示で使用される建物データはOpenStreetMap、Overture Maps Foundation、Mapbox Streetsなどから取得されており、高さ情報が存在しない建物については初期値として3.1m(1階建て相当)が設定されるとしています。

また、無料で表示される標準データは推定値を含み、データの誤差が数メートルになる可能性があると説明されています。

物件購入・契約をShadeMapだけで判断しない

ShadeMapは日照環境を把握するための補助ツールとして非常に有用ですが、住戸の階数、窓の位置、バルコニー、庇、室内まで光が入る角度などを完全に再現するものではありません。

重要な物件判断では、現地内見、方位、周辺建物、窓位置、図面などと組み合わせて確認することをおすすめします。

フロアコーティングを検討する場合にも日当たりは確認材料のひとつ

新築住宅や中古住宅でフロアコーティングを検討するときも、室内にどの程度日差しが入る住環境なのかを把握しておくことは、床まわりの環境を理解する材料のひとつになります。

フローリングやフロアコーティングは、商品によって仕上がり、耐候性、耐紫外線性などの性能が異なります。日差しの入りやすい部屋がある場合は、施工会社へ床材との適合性や製品性能を確認しておくとよいでしょう。

なお、ShadeMapが示すのは屋外の建物・地形等をもとにした日影シミュレーションであり、室内の紫外線量やフローリングの変色量を直接測定するものではありません。

まとめ

ShadeMapは、指定した場所と日時について、周辺建物や地形などによる影をオンライン地図上でシミュレーションできるサービスです。

住宅を購入・賃貸する際、内見した時間の日当たりだけでは分からない「朝はどうか」「夕方まで日が入るか」「冬は周辺建物の影に入らないか」といった点を事前に確認する補助ツールとして活用できます。

特にマンションや高層建物が多い地域では、方角だけでは日当たりを判断しにくいため、周辺建物を含めて時間帯別の日影を確認できる点は有用です。

ただし、標準データには推定値や誤差が含まれるため、最終的な物件判断では現地確認や図面などと組み合わせて利用することが重要です。

ShadeMapで日当たりを確認する

物件周辺を表示し、日付と時間を変更すると影の動きを確認できます。下記リンクは今回の動画で確認した中目黒周辺を表示するShadeMapです。

新居が決まったら、床の保護方法も比較

新築住宅への入居前は、家具が入る前にフロアコーティングを施工しやすいタイミングです。施工会社や商品によって価格、仕上がり、保証、対応床材などが異なるため、複数社を比較して検討しましょう。

情報源・記事情報

サービス:ShadeMap

公式サイト:https://shademap.app/

公式ヘルプ:https://shademap.app/help/

動画確認地点:中目黒アトラスタワー周辺(東京都目黒区上目黒1丁目26番1号)

フロアコーティングNEWS編集部

大手フロアコーティング施工会社に15年勤務した後、フロアコーティングに特化したNEWSサイトを立ち上げました。フロアコーティング業界の最新動向をお届け。